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夏は足がつりやすい
寒くなると足がつる(=こむら返り)という話はよく聞きますが、実は夏も思っている以上に足がつる、足がだるいといった下半身の症状で悩まれる方が多いです。
まず、足がつるとはどのような状態かと言うと・・・
自分の意志とは関係なく、過剰な筋肉の収縮が起きて戻らない状態を示します。足だけでなく、手や背中など筋肉があるすべての場所で起こる可能性がありますが、体の中心から一番遠い足で起こりやすいです。
一般的には、急に体を動かしたときに起こりやすいですが、栄養不足や水分不足、冷え、熱中症、急激な寒暖差が原因で起きることがあります。また、それ以外にも妊娠中や加齢、病気などによって引き起こされることもあります。
筋肉が冷えているから冬は足がつりやすいのは良く分かります。
ではなぜ夏も足がつりやすいのか?
その理由はいくつかあるので対策を含めてお伝えします。
1・エアコンの利用で足がつる
まず、近年の夏の暑さは尋常じゃないのでしっかりエアコンは利用してくださいね。
しかし、エアコンから出る冷たい空気は下に溜まり、暖かい空気は上に上がります。その結果、自分で感じている以上に下半身の冷えを生んでしまっています。
思っている以上に下半身が冷えた結果、血行不良が起き、足がつりやすくなります。足がつる以外にも下半身がだるい、冷えているなんて症状も起きます。
対策:
冷房の効いた室内で過ごすときは長ズボンと靴下を着用しましょう。上半身が薄着ならそんなに暑さは感じないです。
デスクワークの方など座っている時間が長い方はひざ掛けを使うのも有効です。
2・暑くなると汗をかく量が増える
暑くなると汗をかきますよね。その結果、汗として体内から水分とミネラル分が流れ出て不足します。熱中症で身体がけいれんを起こすのはこれが理由です。
専門的な話になるので出来るだけ割愛して説明すると、
「脳から筋肉を動かす命令を伝えるのに水分とミネラル分が必要で、汗をかきすぎるとそれらが不足して上手く命令が伝わらなくなり痙攣(つる・こむら返り)をおこす」
という事です。
対策:
汗で流れでる水分とミネラル(カルシウム・カリウム・マグネシウム)の補充が大切です。のどが渇いたと感じる前の水分補給と、就寝時には500㎖の汗をかくと言われていますので、寝る前のコップ一杯の水を飲むことを心がけてください。
ミネラル分の補充に関してはサプリメントを利用するのも一つですが、普段の食生活にミネラルを意識してメニューを決めるのもいいですよ。
・カリウムはわかめや昆布、ひじきに多く含まれます。
・カルシウムは海老やカニ、イワシなどに多く含まれます。
・マグネシウムはひじきや魚類に多く含まれます。
第2章 日本食品標準成分表 PDF(日本語版):文部科学省
汗で流れ出たミネラルを補充する食品は海鮮類に多く含まれるので、夏場には意識的に取り入れてみるのも良いですよ。
3・睡眠時のエアコンの設定で冷えすぎる、もしくは暑すぎるを防ぐ
夏は寝ている時のエアコンの設定も上手くしないと、暑くて汗をかきすぎて朝方に足がつる。もしくは冷えすぎて足がつる、だるいといった不快な目覚めをすることになります。
暑さのせいで強めに冷房をつけてしまうと、どうしても体は冷えてしまします。睡眠時は通常より血行が低下しているのに、暑いからといって布団をかぶらない、半ズボンで寝るなんてことが起こると下半身が冷えて、だるさや足がつる事につながります。
「キンキンに冷やしてからエアコンを切って寝んねん!」
なんて事も聞きますが、エアコンが切れたら室温はすぐに上昇し、室内熱中症の可能性が高くなりやすいですし、寝苦しくなり睡眠の質が低下します。
小まめにタイマーをかけて寝る場合も、エアコンが切れたら汗をかいて途中で目が覚め、またタイマーをかけて切れたら目が覚める。これを繰り返すと睡眠が浅くなってしまう事と、汗をかいて、冷やされてを繰り返すのでこれもこむら返りや下半身疲労の要因になります。
大前提として、熱帯夜の時などは睡眠時の熱中症対策としてエアコンを利用するのは必要です。エアコン無しで我慢するなんてことはしないでください。
対策:
簡単な予防法としては睡眠時のエアコン設定温度は27~28度位で少し暑いかなと感じるくらいに設定して、身体に当たらない風向きで朝まで付けておく事です。室温が26度位になると快適な睡眠が得やすいといわれています。
必要であればベッドの位置を動かしてエアコンの風が当たらないようにする工夫も必要です。
設定温度が27~28度だと暑いと感じる方は、寝る30分前にエアコンで室温を下げておいて、寝る時には設定温度を27~28度に上げてください。
反対に設定温度27~28度だと冷えると感じる方は、設定温度を1度上げてみるだけでも体感は大分違いますし、パジャマや布団を少し暖かいものに変えてみて下さい。
足がつりやすい人とそうでない人の差は?
先ほど述べたような対策を講じなくても足がつらない人はいます。
足がつりやすい人と、足がつりにくい人、どこに差があるのでしょうか?
それは・・・
足がつりやすい人は筋肉が固く、血行が悪い。
逆に足がつりにくい人は筋肉が柔らかく、血行が良い。
といった差が見られます。
足やふくらはぎだけでなく、腰も含めた下半身の柔軟性を高め、血行を良くすることで足がつりにくくなります。
まとめ
暑い季節に冷房の効いた室内では、長ズボンや靴下を着用し下半身が冷えないようにする。食事は海鮮類を意識して取るようにし、寝る時はエアコンは設定温度を27~28度にしてつけっぱなしにしてみると、夏の足がつる、こむら返りを起こす、下半身がしんどいといった症状の予防になりますよ。
長期的にはストレッチやマッサージなどで腰から下半身の柔軟性を高め、筋肉を柔らかくしておくことも大切です。
足がつる、下半身がだるいとお悩みの方は、上記の予防法を気を付けていただくとともに、当院にて身体のバランスを整える整体や、マッサージなどで下半身の負担を減らし、筋肉を柔らかくしていけるように施術もさせていただきます。
足がつる、下半身がだるいとお悩みの方は、くまのて整骨院にご相談ください。
ご予約は当院のHP内のWEB予約・公式LINE・お電話にて受け付けております。
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スマホの普及から始まり、コロナでデスクワークをする方が一気に増えましたね。色んな職種がありますがほとんどが「画面」を見る時間が長くなっている気がします。
画面を見るときの姿勢が悪かったり、時間が長いと自然とその姿勢が身体に染みついてしまい、見ていない時間も首が前に落ちていることがあります。いわゆる「スマホ首」ですね。ストレートネックとも言います。
今回はそのスマホ首になるとどうなるのか。自分でできる改善法はあるのか話していきます。
スマホ首の原因と状況
首の骨(頸椎)は7個で構成されています。その骨たちは本来「S字カーブ」を描いているのですが、スマホ等を通して頭が前に落ちる時間が長く、徐々に落ちてき、真っすぐになったところが普段の姿勢になることで「スマホ首」になります。
また視力の悪い人は必然的に顔を画面に近づけることになるので、スマホ首になりやすいと言われています。
スマホ首になるとどうなるの?
頭が落ちてくるのを首の筋肉で支えている時間が長くなるので、首の血流が悪くなり、筋肉のコリが目立つようになってきます。
慢性化してくるとその筋緊張によって血管が圧迫され、脳へと送られる血液量が減少してしまいます。その結果「肩こり」「首こり」「頭痛」が出るリスクが高まります。
改善法と普段の姿勢
スマホ使用時の姿勢
大体の人はスマホを下に持ち、それを上から覗き込むようにしているので筋緊張が走ります。ですので、なるべくスマホを持ち上げて水平になるように意識しましょう。そうすることで首の骨で頭を支えられるので、筋肉への負担は極力減らせることが出来ます。
PC使用時の姿勢
ノートパソコンの場合、キーボードが離れないのでどうしても距離が近くなり、無理な姿勢が続きます。そんな時におすすめなのが別売りのキーボードです。
好きな配置に出来るので画面との距離が空き、目への負担も軽減されますよ。見るときの視線はスマホと同様です。あとはキーボードに手を置いた際、肩に力が入らないポジションを探してください。
ストレッチ
首が硬くなると、その牽引力によって首の骨のアーチが失われてしまい、結果スマホ首になるリスクが増します。
そうならないためにも普段からストレッチを行いましょう。
最後に
今回は日常で起こりうる「スマホ首」について話しました。
普段、頭痛や肩こりに悩まされている方も、もしかすると「スマホ首」からきているかもしれません。ひどくなる前にお早めにご相談下さい。
当院ではスマホ首、頭痛、肩こりも対応しています。
「自分の姿勢が気になる」、「そうならないように通院したい」という方も是非お声掛けください。
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外は暑いのに室内は寒かったりと、大変な季節がやってきましたね。
今回は暑い夏でも芯から冷えてしまう原因や、それに対する対処法を探っていきます。
冷えの原因①
これはなんといっても「クーラー」が一番多いのではないでしょうか?
夏場はスーパーやコンビニの中が良く冷えています。外が暑いとどうしても長く居座ってしまいますよね。そこから外に出ると外と室内の温度差のせいで自律神経が乱れ、身体の中の体温調整が効きにくくなり、その結果体調が優れなかったりするようです。
冷えやすさを男女で比べると圧倒的に女性の方が冷えやすく、これは「筋肉量」の違いによるものだと言われています。
一般的に女性は男性に比べると筋肉量が少ないため、寒い環境に対応するための熱を作り出しにくいことから考えられています。
またクーラーなどで身体が冷えてしまうと自然と筋肉も固まってしまい、肩こりや腰痛にも繋がります。
冷えの原因②
もう一つの冷えの原因は食事中の「冷たいものの摂りすぎ」です。
飲食物の消化に適した胃や腸の温度は37度前後で、それを大きく下回った食事を行うと負担がかかります。
冷たいもので下がった臓器の温度を戻すのにも時間がかかりますので、食べ過ぎや、一気に摂取するのは注意しましょう。
芯から冷えるのもこれが原因だと言われています。
冷えへの対策
室内が寒いときの対処法としては「羽織るものを一枚持ち歩く」、「靴下を履く」という服装の工夫をしましょう。
身体が弱い方や、高齢者の方は服装の工夫から始めてみるのがおすすめです。
夏場でも湯船に浸かると、水圧でのマッサージ効果が全身の血流を促してくれるので、自律神経も整いますよ。お風呂の際もシャワーだけではなく、湯船に浸かることで水圧がマッサージ効果が全身の血流を促してくれます。
元気な方は服装+「運動」を取り入れてあげると、筋肉量が増えて寒い環境で基礎体温を維持することができるのでおすすめです。
食事の場合ですとアイスは何回かに分けて食べる。水分は常温で飲む。というところを心がけることで、体温が奪われず状態維持ができます。
また発酵食品は代謝を良くする酵素が入っているため、身体を温めてくれます。
食事の際は体を冷やさないよう食べ物を区別して、上手に対策をしましょう。
最後に
今回は夏の冷えについてお話しました。
日常生活に注目してみると、身近なところに冷えに繋がる原因がたくさん転がっています。
冬の冷えからくる肩こりが多いですが、夏のクーラーからも起こりうるので上手に対策していきましょう。
当院は、慢性的な肩こりや、肩こりが原因で頭痛がでる「緊張型頭痛」も診察しています。
気になる症状がございましたらお気軽にご相談ください。
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「雨の日は気だるさが出る」「天気が悪いと頭が痛い」といった症状のお持ちの方が近頃多くみられます。
「他の人は頭痛がないのになんで私だけ?」と考える人もいると思うので、今回はその説明も踏まえてお話ししていきます。
そもそもなぜ気だるさ等が出るのか
私たちの身体には数多くの血管が通っています。血管は普段ある程度の「気圧の高さ」で締め付けが行われていて、その締め付けのおかげで血流が全身に満遍なく運ばれています。
水鉄砲に似たようなもので、ある程度細くないと水が勢い良く飛んでいかない。そんな感じです。
それとは逆に「気圧が低い」と血管の締め付けが緩んでしまい、血液の循環が通常よりゆっくりになります。すると身体に送られる血流が悪くなってしまい、頭痛や気だるさという形で症状が出ます。
症状が出る人と出ない人の差は?
仮に人間の調子の善し悪しで、頭痛等が出るラインがあるとすれば図のようになります。
普段から「肩こり」「ストレス」をお持ちの方は、持っていない人と比べてみると元々のスタート地点が低いです。
そのスタート地点が低いと低気圧がかかった時に、許容範囲が狭いので頭痛や気だるさが出るラインにすぐ到達してしまいます。
ですのでお持ちである肩こりの解消、抱えているストレスを省くことで、ご自身の基準値が上がり天気の悪い日でも元気よく過ごせます。
天気頭痛が出た時の対処法
1.カフェインを摂取する
カフェインは血管収縮を行う作用があり、循環が良くなります。頭痛の緩和が期待できますよ。
コーヒーやエナジードリンクから気軽に摂れることができます。
2.光を軽減する
天気頭痛が出ている時は光に対して過敏に反応してしまいます。
反対に暗い部屋などのリラックスできる空間で過ごすと、症状に落ち着きがみられます。一旦スマホを置いてみるのもいいでしょう。
3.ツボへの刺激
天気頭痛への効果があるツボをご紹介します。
最後に
頭痛には様々な種類がありますが、今回は比較的多い「天気頭痛」についてお話ししました。
上記に書いた通り「肩こり」「ストレス」等の軽減で、頭痛が取れる場合もございます。天気頭痛でお困りの際は是非一度ご相談下さい。
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少し前に20代前半の女性から「知らない間にアザが出来ている」「打撲かな?」と相談を受けました。打撲での受診も多いのですが本人はアザの痛みは無いとのことでした。
どこかでぶつけた記憶もないのにアザが増えていくのは不安ですよね。
ですが アザ=打撲 というわけでもなく、実際は内科的な問題を抱えている場合もあります。こういったケースは若い女性や高齢者に見られ、その中でも栄養不足から来ていることが多いようです。
あっさりしたものを好む女性は栄養が偏りやすく脂っこい肉やラーメンのスープを避ける傾向にあります。その避けている肉やスープには「コラーゲン」が多く含まれていてこれが身体の血管を作る上で欠かせない成分のひとつなのです。
血管の壁にはコラーゲンが多く分布しており、ケガをするとそのコラーゲンが血液に触れ、すぐに固まる仕組みになっています。
その重要な役割を持ったコラーゲンが不足することで、軽く手足をぶつけた時に内出血が止まらなくなりアザが出来てしまいます。
口から入ったコラーゲンはいったん消化されるものの、身体に「ビタミンC」が十分にあると体内でコラーゲンが再構築され血管に栄養が行き届きます。
コラーゲン不足を感じた際は同時にビタミンCを摂ってあげるのがオススメですよ。
脂っこいものを避けて食事をしている方は多いと思いますが、たまには栄養補給として大切に頂きましょう。
全てのアザが先ほどお話したコラーゲンが原因という事ではないので、気になるようでしたら一度内科で診てもらってください。
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骨を鳴らすのって大丈夫?
日常生活の中でクセになってボキボキ鳴らしていませんか?
鳴らし過ぎると骨が太くなる。痛んでしまう。という噂も聞いたことがあると思います。
「身体の中ではどのようなことが起こっているのか」を解説していこうと思います。音の正体は…?
答えは関節の中に潜む液体から出た「気泡が弾ける音」なんです。「クラッキング」とも呼ばれています。
気泡?一体どこから現れたの?
それは私たちの関節の動きを滑らかにしてくれている滑液というものから発生します。
指を引っ張ったり曲げたりすると、関節内の圧力が一気に下がりガスが発生します。そのガスが溜まって弾けた音が「ボキボキ」正体なんです
一度鳴らすとしばらく鳴らないのは気泡が溜まるまでの待ち時間。という感じです。そして鳴らすことは良いのか?悪いのか?
まず結論から言いますと自分から鳴らしに行くのは良くないです。
理由としましては、自分から鳴らしにいくと本来の関節の動き以上に無理をかけてしまうからです。中の気泡が弾ける時の衝撃は強いものであるため無理やり自分で行うことは身体にダメージを負うことになりますので鳴らすクセを治した方が良いでしょう。指の関節を鳴らす事は多いと思いますが、首もしてしまう人も少なくないのではないでしょうか?
実はそれは大変危険な行動で首は脊髄や神経が通っている大変重要な部分になります。
そのまま自身で物理的刺激を与え続けると首を通る椎骨動脈に傷がつき血栓ができる可能性があります。そして血栓が脳に運ばれると脳卒中になり最悪の場合死に至る可能性も出てきます。
すっきり感を得るためだけに自分で鳴らしてしまうとたくさんのリスクを背負ってしまいます。
なぜ鳴らしてしまいたくなるのか。それは肩や首の筋肉で固くなってしまっている箇所を動かし、ストレッチをかけるという行為の結果として音が鳴ったという現象が、「ストレッチで筋肉が伸長され気持ちいい」から、「音が鳴ったから気持ちいい」に置き換わってしまった結果なのです。
まずは肩首の筋肉がなぜ固くなってしまったのか。
同じ姿勢が続いて固まっているのか、バランスが悪くて固まってしまったのか。様々な理由が考えられますので、その根本的な所から治療していくことで肩・首の凝り等を治していくことが大切です。当院では肩・首・頭痛等のアプローチもしており、資格を持っている先生たちが行う矯正治療も行っています。
慢性的な症状をお持ちの方から急性の方まで是非一度ご相談下さい。
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そもそもなぜ寝ている間に肩こりや首こりが生じるのでしょうか?
それは・・・
「上を向いて寝ている時に首のカーブに枕があっていない。もしくは、横向き寝の時に枕の高さが合わずに頭が水平に保てず、首に力が入っている。などの理由で、寝ている時に肩や首の筋肉に負担がかかっているため、寝ている間に肩こりや首こりが生じます」
肩こり、首こりにはリラックスできる睡眠姿勢が重要
寝ている時に肩こりや首こりを引き起こさせないために重要なのは、リラックスした睡眠姿勢が取れる事です。
理想の睡眠姿勢とは、立っている時と同じく体のS字カーブが維持できている事です。
最近では、枕をしない方もおられますが、マクラ無しだと首のカーブを維持できません。
マクラが低すぎると・・・
枕が低すぎて首に隙間があると自然なカーブがなくなってしまい、寝ている時もストレートネックのような状態になっているので無理がかかります。
マクラが高すぎると・・・
反対に枕が高すぎると頭が前に押し出されるような状態になり、寝ていても猫背のような状態になり無理がかかります。
枕以外でも、柔らかすぎる敷布団だと重心が一番かかるお尻が沈み込み、くの字になったような状態で寝ることになるので起きたときに腰がつらいことが多いです。反対に固い敷布団で寝ていると腰のカーブが保てずに筋肉に負担がかかります。
敷布団は固すぎても柔らかすぎても、体に負担がかかり寝返りもしにくくしさせてしまいます。
しかし、敷布団まで追及すると非常に高額になり、自分に合ったものを探すのが大変です。そういった意味で言えば、枕はまだ手を出しやすい理想の睡眠姿勢を目指せる寝具になると思います。
首の構造を理解しよう
肩がこりやすい、朝起きたときから肩こりや、首こりでつらいといった方は枕が合っていない可能性が高いです。こりを解消してくれる理想の枕を探す前に、まずは首の構造を理解する必要があります。
首は横から見ると前方へ軽く前弯しています。
睡眠時は枕でそのカーブを支えてあげられるように隙間を埋める事が大切です。
また、頭の重さは体重の1/10もあるといわれ、体重60kgの方では6kgもあります。
枕は頭の重さで沈むので、重さを考慮して枕の高さを考えないと、首のカーブも正しく維持できません。
横向き時の枕の高さ
横向きに寝たときに頭が水平になるのが理想です。
枕が低いと頭は下がり、反対に高すぎると頭が上がってしまいます。その結果、首に過度の負担がかかり肩や首に力が入ってしまいます。
さらにぜいたくを言えば、横向きに寝たときに下になった肩は、少し内上方に押し上げあられますので、その分の肩のスペースに余裕を持たせたマクラであれば横向き寝が尚しやすいです。
枕と寝返り
枕の意義は首のカーブを維持し、頭の重さを支えることと共に、寝返りをしやすくする役割もあります。
睡眠時の寝返りは、体の下になった部分にかかる圧力の分散や、空気の入れ替えで蒸れを防ぐといった効果があり、寝返りが適切にできるという事は快適な睡眠を得るためにはとても大切なこととなります。
寝返りは正常であれば1時間に3~4回、6時間睡眠で20~30回位はするといわれています。
結構寝ている間に動いているんですね。
この寝返りが少ないと、体が固まってしまい、起床時腰痛の原因にもなります。
反対に寝苦しくて寝返りが多すぎると、睡眠不足で疲れが取れにくくなっている可能性が高いです。
ですので・・・
快適な寝返りをするためにはマクラは幅は60cmくらいは欲しいです。
形はフラットに近くていいと思いますが、寝返りをした際に肩の高さを考慮すると、少し中央より外側が少し高い方が寝返りをしたときに、頭の高さが背骨と水平になり快適に寝れます。
あまり中央と外で差がありすぎると寝返りがしにくいので注意が必要です。
筋肉質な方などで仰向けと横向きで差が大きい人などは、枕だけでなく敷布団で調整をしてあげる必要もあります。
理想の枕とは?
首の隙間を埋め、後頭部を優しく支え、リラックスできる睡眠姿勢に導いてくれるものです。
素材はパイプタイプは変形が少なく、通気性に優れているのでおすすめです。
また、そば殻も吸湿性が高いのでおすすめですが、少し流動性が高くフィット感に欠けるのがネックです。
枕の高さは、横から見たときに耳と肩、股関節(大転子)、足首が水平に並ぶような高さで、上下のバランスは首と後頭部、どちらかに重みがより過ぎず、均等に重みがかかる高さが理想です。
横向きに寝たときには頭の高さが背骨と水平になる高さが理想です。
しかし、仰向けの時の枕の中央の高さと、横向きの時の枕の外側の高さに差がありすぎると、寝返りの邪魔をしてしまうのであまり差が無い方が理想です。
色々と理想を追及していくと、市販の枕でいかに自分に合うものを見つけるのが困難か分かりますよね。
仮に今述べたような条件に合う枕が見つかればラッキーです!
しかし服で言えばS/M/Lや、靴で言えば0.5cm単位で自分にあった物を皆さん合わせて購入します。
もし、合うものが無ければオーダースーツなど自分に合わせて服も作ります。
これからは枕も自分の体、体形に合わせた、肩や首に負担がかからない枕を作ってもいいんじゃないでしょうか。
オーダーメイド枕「shisei pillow」のご案内
当院では一人ひとりの体に合わせたオーダーメイド枕を販売しております。
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今回は、自宅で出来る肩回りのエクササイズを紹介したいと思います。
肩こりの多くは、肩回りの筋肉、特に僧帽筋の上部繊維に起こります。デスクワークなどで同じ姿勢が続くことで、硬くなりやすくなります。という事で、まずはそこを動かすためのトレーニングを紹介します。
その前に、肩こりが起こりやすいという僧帽筋とはなにか。というところを説明したいと思います。
僧帽筋とは、上部繊維、中部繊維、下部繊維で構成されており、それぞれの役割を持ちます。
その中でも上部繊維は、後頭部や首から始まり鎖骨の外三分の一に停止する筋肉で、首の側屈や回旋、肩甲骨の内転や挙上などの働きを持ちます。
同時に、頭の重さを支えたり腕の重みを支えたりなどで肩こりなどを起こしやすい部分になるので、適度に動かしてあげることをオススメします。
『シュラッグ』
自宅でやる場合はペットボトルなどに水を入れて行ってみて下さい。
①両手に重りを持ち、足を肩幅程度に開いて立つ。
②すくめるようにして肩を上げる
③ゆっくりと元の位置へ下ろす。
注意点としては、重りを強く握らないこと。
強く握ってしまうと腕が先に疲労してしまうので、重りは強く握らないようにしましょう。
もう一つは、肩の上下運動は直線を意識することです。
これは慣れてきたころにありがちなのですが、上げ下げの動作を、円を描くようにやってしまうことがあります。これではうまく負荷が乗らないので、上下運動は直線を意識しましょう。
次に紹介するのは、
『タオルショルダープレス』です。
このトレーニングは僧帽筋のほかに、主要に動かす筋肉として三角筋、上腕三頭筋があります。タオルがあれば行えるので、ぜひ試してみて下さい。
①足を肩幅に開き、タオルを軽く引っ張るようにして、首の後ろで持ちます。
②息を吐きながら両方の手を頭の上へ押し上げます。
③息を吸いながら首の後ろへ来るように下ろします。
このときの注意点は、シュラッグの時と同じくタオルを握りすぎない事が一つと、不自然に首を曲げ過ぎないことです。首を曲げ過ぎると負荷が上手くかかりにくくなるので気を付けましょう。
次は少し慣れが必要になる種目なのですが、
『タオルローイング』を紹介したいと思います。
ローイング、つまり引く動作になるのですが、最初は上二つのように肩に刺激を感じにくいかもしれません、どこを使って引くかを意識して行ってみて下さい。
①うつ伏せになり、つま先を床につける。肩幅でタオルを持ち、腕を伸ばす。
②上体を反らして胸を浮かせながら、胸の前までタオルを引く。
③ゆっくりゆっくりと最初の状態に戻る。
注意点は脇を締めながらタオルを引くことです。肩甲骨を内側に寄せながら脇を締めて引くことで背中の筋肉を動かしやすくなります。それとタオルを引くときに上体を起こし過ぎると腰を痛めやすくなるため、胸の前にタオルを引けるぐらいに起こすようにしましょう。
これらの運動は強度としてそこまで大きいものではないので、10回~15回を目安に行ってみて下さい。
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反り腰とは
反り腰とは腰が正常より「そり過ぎている状態」のことを示します。
通常、背骨は横から見ると、首、背中、腰にかけて軽いS字のカーブを描きます。
腰は軽く前方へカーブを描き(前弯)、背中は後ろにカーブを描き(後湾)、首はまた前方へカーブを描き(前弯)ます。
この腰の前弯がきつ過ぎる時に反り腰と呼ばれます。
(※正確には仙骨と第1腰椎の角度が50~60度が正常な角度と言われており、それより大きければ前弯亢進で反り腰。小さければフラットバックと呼ばれます。)
反り腰の原因としては、太ももの裏や腹筋などの筋肉の衰えによるバランスの崩れが考えられます。
また、体重の増加や妊娠でお腹が出てくると、腰が前に引っ張られ反り腰の要因となります。
他にもヒールを履いていると骨盤の前傾がきつくなるので反り腰の要因となります。
反り腰簡単チェック法
壁に背を向け、頭・お尻・かかとを壁につけて立ちます。
腰と壁の間にこぶしが入るようでしたら反り腰の可能性はあります。
手のひらが入る程度でしたら正常な腰のカーブだといえます。
まず、事実として反り腰は腰痛の原因となります。
・反り腰がきついと腰椎(腰の骨)の椎間関節に負担がかかり、腰痛になります。
・反り腰がきついと腰椎が前にズレ落ちそうになり、すべり症の原因となり腰痛になります。
・反り腰がきついと骨と骨の間の圧が変わり、椎間板ヘルニアの原因となり腰痛になります。
・反り腰がきついと重心が前方へずれて、腰の筋肉に負担がかかり腰痛になります。
以上のようなことから、反り腰は腰痛の原因となりえます。
しかし、あなたの腰痛は本当に反り腰が原因なのでしょうか?
当院へご相談いただく腰痛の方で「わたしは反り腰なんです…」とか、
背中が丸くなってるけどどうしたの?と聞くと「反り腰になっちゃいそうで気を付けてるんです」
なんて話を聞きます。
でも、背中が丸くなった猫背や、腰が後ろにカーブしている状態(後湾・フラットバック)も大いに腰痛の原因となりえます。
当然、先ほども述べたように反り腰は腰痛の原因になりますが、今のあなたの腰痛が反り腰のせいなのかはまた別の話です。
当院に腰痛で来院される方でも、反り腰を気にするあまりに猫背になったり、体のバランスを崩して腰痛になっている方が多いです。
反り腰が腰痛の原因だと決める前に、今の自分の体のバランスがどんな状態なのかを確かめる必要があります。
反り腰ではないきれいな姿勢
当院では腰痛だけでなく、肩こりにも効果的なきれいな姿勢をお勧めしています。
椅子に座っていても立っていても共通な考え方なので実践してみて下さい。
①胸の前の骨(胸骨)を、少し上に引っ張られるようなイメージで持ち上げる
②肩に力が入らないように注意する
③お腹(腹筋)が軽く引っ張られるのを感じたらその状態をキープ
④おへその下に手を当て、下腹部に力を入れる
①~④を継続できるように続ける
注意点
※肩に力が入らないようにする
※腰のそらすのではなく、腹筋で前から抑え込むイメージを大切にする
以上が出来るようになると、横から見た腰のラインもキレイで、腰や肩に負担の少ない姿勢を身につけることが出来ます。
反り腰や腰痛でお悩みの方は、当院までお気軽にお問い合わせください。
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くまのて整骨院
〒577-0056東大阪市長堂1-12-1(イオン布施北すぐ)
電話06-6618-6233
ご来院の際はネット予約が便利です
くまのて整骨院では、様々なお悩みを抱えたお客様がご来店いただいております。
今回は肩こりでお悩みの方から頂いた様々な肩こりに関する疑問にお答えします。
肩こり Q&A
Q:そもそも肩こりって何?
A:肩こりは病名ではなく、”体の症状”を表す言葉です。
首から肩、腕にかけての痛みやしびれ、重だるさ、張り、固さなどの症状をまとめて肩こりといいます。
肩こりは単に筋肉的な要因だけでなく、病気でも生じます。
例えば、頚椎ヘルニアや胸郭出口症候群、くも膜下出血や狭心症などの病気でも首や肩に痛みを生じますので、肩こりという状態は現れます。
一説では、「吾輩は猫である」や「こころ」で有名な夏目漱石が、「門」という小説の中に、肩に対して“こる”という言葉が初めて使ったことから、”肩こり”という言葉が日本に広まったといわれています。
その歴史的な名場面が書かれているのが、この一節です。
『・・・指で圧して見ると、頸と肩の継目の少し背中へ寄った局部が、石の様にこ凝ってゐた。・・・』
Q:肩こりの原因って何?
A:肩こりの原因は、先ほども述べたような病気から由来する肩こりと、筋肉の障害による肩こりとに大きく分けられます。
今の肩こりの原因が病気でないか調べるために、まずはお近くの病院の受診をお勧めします。
病気が原因ではなく、筋肉が原因の肩こりであれば・・・
・使いすぎ
・長時間の同じ姿勢が続いく
・反復動作
・姿勢不良
・冷え
・運動不足
などが考えられます。
筋肉が疲労を起こす場合は、大きな負荷がかかる労働(介護職など)の他に、同じ姿勢が続いて固まってしまう場合(デスクワークなど)や、長期間にわたる反復動作(同一作業の繰り返し)などので疲労が原因となっていることが多いです。
また、体のバランスが悪くなっていると、立っているだけ、座っているだけでも筋肉の緊張が取れず、肩こりの原因になっている方が多いです。
例えば、長時間同じ姿勢で働いたり、重い物をずっと持ち続けた場合などは、肩の筋肉、特に首筋から肩にかけてある僧帽筋という大きな筋肉が緊張し、縮んだ状態になります。筋肉が縮むと中の血管も圧迫され血流も悪くなります。そうすると、血管内の疲労物質でもある乳酸が溜まってしまうのです。
Q:肩こりへの施術はどのようなことをするのですか?
A:まずは肩こりの原因を突き止めるヒアリングを行います。
そのうえでどのような施術が必要かを判断しますが、以下に当店で行っている肩こりへの施術一例を示します。
電気療法(干渉波・低周波・遠赤外線)
徒手療法(整体・マッサージ・ストレッチ)
物理療法(テーピング・シップ)
生活指導(姿勢指導など)
施術例
30代女性 デスクワークで同じ姿勢が続いて慢性的に肩こりがひどいと来院
ヒアリングの結果、同じ姿勢が続くことに加え、姿勢の悪さからくる負担が重なって、ひどい肩こりになっていることが分かりました。(事前に病院で病気的なものではないと診断を受けてきています)
まずは干渉波で筋肉の緊張をゆるめ、整体で体のバランスを整えました。
この段階でだいぶんと筋肉の緊張は緩んでいましたが、長年蓄積した筋肉の固さがクセづいていたので、マッサージも同時に行いました。
Q:肩こりを予防するための対処法ってありますか?
A:筋肉の緊張からくる肩こりであれば、ストレッチで肩や首の筋肉を動かしてあげることが一番です。
他にも、同じ姿勢が続かないようにタイマーをかけて、15分に1回は手を止めて体を動かすこともお勧めしています。
後は、体を温めるためにゆっくりと湯船につかる。ウォーキングで全身の血流を良くする。
夏場はエアコンなどで肩首を冷やさないように、一枚余分に服を持っておくといったことも有効です。
Q:肩こりに効くツボはありますか?
A:
・百会(ひゃくえ):頭のてっぺんの少しくぼんだ場所。両耳を結んだ線上
・天柱(てんちゅう):首の後ろの毛の生え際で、中心より指1本分外側の部分
・肩井(けんせい) :背骨と肩の先を結んだ真ん中の場所
・手三里(てさんり):肘を曲げたところにできるシワの、外側から指3本分、手先の方にある場所
・合谷(ごうこく):親指と人差し指の間、少し人差し指側の場所
などがおススメです
1回3~5秒で、5回ほど刺激してあげてください
※詳しいツボの場所などはお尋ねください。
Q:同じことをしていても肩がこる人と、そうでない人の差は何ですか?
A:全体の筋肉量の差はあります。
同じことをしていても、筋肉量の少ない人の方が先に疲労を起こしやすくなります。
男性より女性の方が肩こりが多いのは、これが原因なことが多いです。
また、同じことをしているようで、姿勢が悪かったり、適度な休息を入れてなかったりと様々な差があります。
Q:肩がこると頭痛がするのはなぜですか?
A:肩こりに伴う頭痛は緊張型頭痛とよばれます。
肩や首、頭部の筋肉の緊張で血流が悪くなり、引き起こされる頭痛です。慢性的に繰り返す頭痛の中で最も多いタイプといわれています。男女を問わず、幅広い年齢層にみられる頭痛です。
詳しくは当院の頭痛改善整体のページをご覧ください
Q:姿勢を良くしようと思うと肩が凝ります。なぜですか?
A:体のバランスが崩れている状態で、姿勢だけをよくしようと思っても、筋肉に無理をかけてしまいます。体全体のバランスが取れているからこそ、姿勢を良くすることで肩や首の負担を減らすことが出来るのです。
Q:肩や首に負担の少ない良い姿勢ってどんなのですか?
A:頭がしっかりと首の上に乗っている事です。
デスクワークやスマホを見る時には頭が前に突き出している事が多いです。そうなると、前倒しになった頭の重さを支えるために、肩や首の筋肉が緊張し、肩こりにつながりやすいです。
そこで、胸を起こし(※重要です。胸を張るのではありません)頭が首の上、胴体の上に乗るように意識してください。胸の前の骨(胸骨※写真の赤い線の部分)が少し上に引っ張られるようなイメージを持ってもらうといいです。肩の力を抜き、胴体で体を支えると思ってください。
この姿勢は立っていても座っていても同じ意識ができますので、デスクワークから家事の時などいつでも意識できます。
姿勢が気になる、良い姿勢が分かりにくいという方は一度ご相談ください。
また、肩こりに関する疑問質問などがありましたら、追記していきます。
お困りの症状がございましたら、当院までお気軽にお問い合わせください。
ご予約は当院HP内のWEB予約・公式LINE・お電話にて受け付けております。
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